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米ペンシルベニア州の空港で記者団に話すトランプ大統領=2025年8月3日、AP

 トランプ米大統領は3日、ウクライナ侵攻をめぐる協議のため、ウィトコフ中東担当特使が6、7日にロシアを訪問する可能性があると記者団に述べた。「人々が殺されるのを止めるための合意を結ぶ」とも語った。

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 ウィトコフ氏は第2次トランプ政権の発足後、4月末までにロシアのプーチン大統領と少なくとも4回会談している。ただ今回も停戦協議の進展は見通せない。

 トランプ氏はこれまで、ロシアが8日までに停戦に応じなければ、ロシアやその取引国に制裁を科す考えを示してきた。トランプ氏は3日、停戦合意がなされなかった場合に制裁する考えを改めて強調。「ロシアはずる賢く、制裁を回避するのがかなりうまい」とも述べ、ロシアの制裁逃れに警戒感を示した。

 トランプ氏は1日には、ロシアに対抗するため、原子力潜水艦2隻の「適切な地域」への配備を命じたと明らかにしていた。3日、原潜がすでにロシアに対抗して配備されたのかと問われると、「地域にいる。いるべき場所にいる」とのみ答えた。

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